つじの骨粗鬆症・整形外科クリニック~整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科~
TEL:072-753-4152 / 市立池田病院から南へ徒歩約1分

ペインクリニックとは

ペインクリニックは、神経ブロック療法や薬物療法などの方法を用いて、「痛み」を緩和するための診断と治療を行う専門の診療科です。

肩こり、腰痛、膝痛、足の痛みなど、痛みの対象は多岐に渡りますが、特に慢性的な神経痛、継続した強い痛みや神経根の痛みに対して神経ブロック注射という方法で治療を行います。神経ブロック注射とは、痛みの伝わる経路(近くの神経)をブロック=遮断し、痛みを取り除く方法です。更に症状が改善した後は、ストレッチなどの運動療法や漢方薬で体質改善を計り、痛みが出にくい体づくりを目指していきます。

痛みが長期化すると、私たちの生活の質(QOL)は低下することにもなります。このような状態に陥った時はもちろんのこと、そうなりそうな時には、身体的・精神的な苦痛を緩和することが重要になります。当院では、痛みの治療にあたり、専門的な知識と技術をもって症状や身体所見から「痛みの原因」を診断し、それに合わせた適切な治療を行っていきます。


神経ブロック療法

炎症を起こした神経の近くに、強い抗炎症薬を直接注入することによって「痛み」を抑える治療法です。神経を傷つけることはありません。
神経ブロックは内服薬と異なり、必要な部位だけに直接的に効果を及ぼすことから、全身的な作用が無く、意識にもほとんど影響しません。
しかも、激しい痛みの多くは神経の強い炎症によって生じているので、一般の消炎鎮痛薬を服薬しても痛みは軽減しにくく、したがって現在のところ、神経ブロックを上回る効果を確実に上げられる治療法は少ないのが現実です。
なお、患者様にしてみれば、針を刺されることに対する恐怖がおありかと思いますが、最初に髪の毛ほどの細い針で皮膚表面麻酔をかけるときにチクッとするくらいで、そこから先はほとんど痛みを伴いません。そのため、神経ブロック療法を一度でも経験した患者様のなかには、神経ブロックを進んで受ける方が大勢いらっしゃいます。

トリガーポイントブロック

トリガーポイントとは、肩や腰などの痛みで特に強く痛みを感じるポイント(押すと痛い部分)のことです。

 長時間、同じ姿勢や無理な姿勢を続けるなどして、慢性的に筋肉に負担がかかるようになると、筋肉の中に硬いしこりのような部分ができます。その部分がトリガーポイント(強く痛みを感じる点)です。
このトリガーポイント(圧痛のある部位)に局所麻酔薬とステロイド薬を注入して、痛みを取り除く方法がトリガーポイントブロックです。
痛みの悪循環を遮断し、血流を改善や筋肉の緊張を和らげ、体内の痛みの原因となる物質を除去します。


硬膜外ブロック

脊椎のトンネル内を通っている脊髄の周辺に局所麻酔薬を注入する治療法です。
脊髄は硬膜という文字どおり強固な膜によって守られています。
その膜の外側の硬膜外腔というスペースにブロック用の針を進め、局所麻酔薬を注入することによって、脊髄付近の炎症を鎮め、痛みを和らげます。硬膜外腔に薬が広がるため、神経の通り道に沿った広い範囲に有効で腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などに用いられることが多いです。

キセノン光線治療

キセノン治療器を使用した光治療です。キセノンが発する近赤外線は、広い範囲で体の深部まで到達して神経や筋肉を温め、緊張している交感神経を緩和し、滞っていた血液の流れを良くすることによって痛みを和らげます。治療は患部に直接キセノン光を10~15分ほど照射します。患部がポカポカと温かくなり、心地よい温熱感が持続します。

薬物療法

一方、薬物療法も重要な治療法です。
一般的な「消炎鎮痛薬」のほかに、抗うつ薬や抗不安薬、抗けいれん薬、抗不整脈薬などを組み合わせて、つらい痛みをやわらげていきます。これらの薬剤は鎮痛薬ではありませんが、鎮痛作用を発揮する薬剤であり、「鎮痛補助薬」と呼ばれます。


ペインクリニックの対象となる主な疾患

  • 腰痛
  • 肩こり
  • 四十肩
  • 首の痛み
  • 肘の痛み
  • 膝の痛み
  • 坐骨神経痛
  • 椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 帯状疱疹後神経痛
  • 頭痛
  • 顔面神経痛
  • 手足のしびれ
  • 手術後の痛み など